こんにちは!


国東夢道塾、秋吉です。


ようやく雨が降ったり、曇ったりした日に暑さも和らいでいるような?

そんな気がしなくもない昨今。



さて、昔から

「暑さ寒さも彼岸(ひがん)まで」

といいますが、どういうことでしょうか。


まず、「彼岸(ひがん)」を知るには

太陽がちょうど東(真東)から出て、ちょうど西(真西)へ沈む日

昼と夜の長さがほぼ同じ日、


を、知るべし!

暦でいうと(過去ブログ参照)天体観測により定められた祝日です。


厳密にいうと、多少昼のほうが長く、

ちょうど同じ日は「秋分日」として区別されるそうです。


1年のうち、昼間の時間が最も長い日が「夏至」

それからだんだん短くなって、昼と夜がちょうど半分ずつになるのがこの日です。


今年は23日ですね。


そしてこれ以後は、昼の時間のほうが短くなり、

1番、昼が短く、夜が長い日が「冬至」となります。


天体的にちょうど夏と冬の半分ということです。




では、ここから「彼岸(ひがん)」の説明です。


仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界のことを「彼岸(ひがん)」

この世の世界のことを「此岸(しがん)」

といい、悟りの世界は西方浄土といい、西の彼方にあると考えられてきました。


つまり、太陽が真西に沈むことから、「彼岸」に通じやすくなる日として


と呼んで、お墓参りなどをして、先祖供養を行うようにしたのです。

その期間は秋分の日を中心にした前3日と後3日の7日間になります。



さて、ここで敏い人は


「なんか似たような日があった気がする」


と、気づくはずです。

そう、「暑さ」は秋分の日まで


では、「寒さ」は?


冬至を過ぎると、また昼の時間は徐々に長くなっていきます。

そして1番長い夏至になるまで

もう1回、昼と夜の長さが同じ日がありますよね?


そう


もちろん、こちらも「お彼岸(おひがん)」として7日間に先祖供養を行います。



辛い暑さや寒さもいずれは自然と、必ず和らいでいくものです。

それも表しているので


という意味のことわざとしても使われます。



さて、次回は、

この「お彼岸(おひがん)」のお供え物のアレのお話をしますね。



お楽しみに!